恋愛不感症の女性、心の奥に突き刺さった罪悪感

（この記事は、2018年11月12日に再編集しました。）

 

あなたは、

「自己価値の低い人が抱えている４つの負の感情」

を知っていますか？

 

その４つとは、以下の通りです。

①罪悪感

②孤独感

③無価値観

④不信感

 

その中でも「罪悪感」は

その人を長く深く苦しめ、

「幸せに生きること」を大きく妨げます。

 

これら４つの感情とその克服方法については

後日改めて記事にしたいと思います。

 

 

この記事では、

私の友人かつクライアントさんが実際に体験した

「恋愛における罪悪感」を手放した実話をお伝えします。

 

あなたがこれを読むことで、

自分の中にある「罪悪感」に気づき、

それがどのように形成されてしまったのか

どのように手放していくことができるのか

 

それらを特定するための

手がかりを得られるでしょう。

 

また、

私があなたにこのお話をお伝えしたい最大の理由は、

 

あなたがたとえ、

人間関係、恋愛、パートナーシップなど

人として互いに愛し愛される関係を築く上で

何かにつまずきや苦しさを感じたり

誰かと深く繋がることを

本当は望んでいるのに手に入らない

と感じているのなら、

 

「そんなことはないんだよ」

「あなたも幸せになれるんだよ」

 

ということを伝えたいからです。

 

人は皆、人生において「些細なこと」に

つまずいてしまうことがあるだけ。

 

自分のことも

誰かのことも

本当は深く愛することができて、

幸せな人間関係を築くことができる

 

という「事実」を知ってほしいからです。

 

自分では深刻に捉えている問題も

視点や角度を変えたら

「なんだ、些細なことだったな」

と気づけて、必ず前に進んでいけるのです。

 

むしろそれどころか、

 

問題視していたものが問題ではなくなった時

オセロの目がひっくり返るように

パタパタと現実が動き出す

 

ということを、

ぜひ体感してほしいからです。

 

20代のSさんとは

まだ一度しか会ったことがなかった。

 

初めて彼女と会って数週間後に、

彼女からラインで連絡があり、

「相談したいことがある」

と言われた。

 

「私は、心から男性を好きになったことがない。

今まで何人か付き合った人もいるけど、

今考えたら、大して好きでもないのに

相手から告白されて

嫌いじゃないから付き合ってきたけど、

本当に好きじゃないから、数ヶ月とか

半年足らずで好きじゃなくなり

全部、ふってしまった。

 

もう10年くらい、好きな人とかできたことない。

私、一生、本当に好きな人とか

できないかもしれない・・・。

 

このまま一生、一人だったら

どうしよう・・・。」

 

 

彼女は、見た目も美人で

性格も優しくて、とても愛のある人。

 

私には、そのギャップが

少し滑稽にすら感じた。

 

「そんなに美人で、優しくて、

自分が望んだらいくらでも良い男が

ゲットできそうな感じなのに、

どうしてそんなに自信がないの？」

 

そのように私が聞き、

少し深く掘り下げて見ていくと

高校時代の苦い体験が浮かんできた。

 

 

高校２年生の時。

同じクラスの女の子（友人A）と仲良しで

その子には、好きな男の子がいた。

 

同じクラスの男子生徒。

友人Aは、その男子生徒に片思いしていた。

 

友人Aは、Sさんに、

「私、××君と絶対に付き合いたいから、

応援してほしい！お願い！」

 

と、まあ、女子高生によくありがちな

「恋の応援要請」を受けて、

彼女は、「うん、応援するね」と答えた。

 

 

 

のに。

起きてしまった事件。

 

 

 

 

Sさんは、その男子生徒から

ある日、告白されてしまった。

 

「俺と付き合って下さい！」

「前からずっと好きでした！」

 

 

 

まるで青春マンガみたいなことが

彼女の現実となった。

 

 

第三者から見たら、

「モテる女は憎いねぇ～」

と冷やかして終わりそうな話だけど。笑

 

その当時の彼女にとっては、

深刻な問題だった。

 

 

特に好きでもないただの男友達から

よりによって友人Aの好きな人から

まさかの自分が、告白を受けてしまった。

 

 

「この事実を何とかして

無かったことにしたい。

絶対、面倒なことになる。」

 

 

その時のSさんには

嬉しさなんて皆無で、

恐怖と憂鬱さだけがあった。

 

「私は好きじゃないから付き合えない」

 

と素っ気なく答えて、

逃げるようにその場を去った。

 

 

 

しかし、

最も恐れていたことが、現実となった。

 

 

 

男子生徒から告白されたことが、

友人Aに、バレてしまった。

 

そして、友人Aから、

激しく非難された。

 

 

「私の気持ち分かってて、

応援するって言ってくれたのに、

なんで抜け駆けするの？」

 

「私に隠れてこっそり仲良くしてたから

告白とかされたんじゃないの？」

「ひどい。最低。信じてたのに。」

 

それから彼女は、

友人Aとも、男子生徒とも

関係がこじれてしまった。

その時の、

「友達を傷つけてしまった」という罪悪感 が

彼女には根深かった。

 

友達の幸せを奪ってしまった

自分はそんなつもりじゃなかったのに

あんなに好きな気持ち知ってて

応援してあげたいって思ってたのに

私が友達を不幸にしてしまった

自分があのクラスにいなければ

あの世界に存在していなければ

友達は大好きな人と結ばれて

幸せになれていたかもしれないのに

自分は最低だ・・・・

もうこんな思いしたくない・・・・

 

といった自分を責める感情が、

 

「人を傷つけた自分は

幸せになっちゃいけないんだ」

 

と、潜在的な部分でブレーキを

強くかけてしまった。

 

 

だから彼女は、それ以降、

誰かのことを本気で

好きになれなくなってしまった。

 

自分で自分に「恋愛禁止令」を出してしまった。

 

 

だから私は、

「彼女の誤った思い込み」を解くために

彼女にいくつかの質問を投げかけた。

 

（次回に続きます）

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