【それって誰のため?お節介を焼く人の深層心理】

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さて今日は、
「お節介を焼く人」の深層心理
について。
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もしもあなたが、
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●困っている人がいたら放っておけず、自分のことを横に置いてまで手助けしたくなる
●「この人は絶対こうした方がうまくいくはずなのに、なんでもっとこうしないの?」
とイライラしてしまい、ついつい口を出してしまう
●頼まれてもいないのに、相手が必要そうな助言や世話をしてしまう
●相手がしっかりできているか、定期的に観察してしまい、逆に自分が疲れる
●「せっかく××してあげてるのに、どうしてこんなこともやれないの?」と腹立たしかったり、裏切られたような気分になる
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と感じることがあったら、きっとこの記事は参考になると思います。
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一言でお節介と言っても、
親子、夫婦、友人、仕事関係など
一見すると立場によって色々種類がありそうに見えるけど
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メンタルトレーナーの私からすると、
”「お節介」って、実は根本はみんな同じだな”
と感じます。
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そして、
”そのお節介、相手のためになってないよ”
と、内心突っ込みたいことが多かったりします。
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・・
さて。
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なぜお節介を焼いてしまうのか?って言うと、
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【相手の中に”不足している自分”を見出して、相手と自分を重ね合わせて、
他人の世話を焼くことで、自分を穴埋めして、安心したい】
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という気持ちが深層心理にあるからです。
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つまり、
「相手の世話を焼いている」と見せかけて、
「相手に自分を重ねて合わせて、自分で自分を心配し続けている」
という状態なんです。
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ご相談者さんの中に、
「他人のことで悩んでいる人」
わりと多いです。
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わりとじゃないね、めっちゃくちゃ多い。
もう、往復ビンタ30回はしてやりたい勢いで多い。笑
(↑ごめんなさい。汗 でも本当に多いなぁ。勿体ないなぁと思う。)
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じゃあ、何について悩んでいるか?って言うと、
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自分の親が、毒親だったり、情緒不安定だったり、
両親が夫婦関係をしっかり築けなくて、放っておけない。
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あるいは、
自分の子供が、引きこもりや不登校で社会適応できなくなっていて、
自暴自棄で自虐的な状態を、放っておけない。
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あるいは、
自分の恋人や友人が、人間関係や仕事に問題がありそうだなと感じて、
相手から求められてもいないのに
「もっとこうした方が良いよ」とアドバイスしてしまう。
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あるいは、
自分のクライアントがしっかり結果を出せるのか?
しっかり成長・変化変容できるのか?
心配でついつい世話を焼いたり
相手の状態をずっと観察してしまう。
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一見すると、
「え?それって普通の優しさじゃないの?」
「相手のためを想って伝えてあげることの何がいけないの?」
と感じるかもしれません。
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でも敢えて言わせて頂くとですね、
自分に満足している人は、他人の状態が気にならないのが自然
なんですよ。
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(ちなみに「他人」って言うのは「自分以外の他者全て」です。
だから親も子も、夫も奥さんも、全て「他人」という扱いね。)
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つまり言い換えると、
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自分に満足できていないから
自分の中に不安があるから
自分を満足・安心させるために
お節介を焼いたり干渉して、他人をコントロールしたい
ってこと。
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大体、お節介焼きの人って、
二言目には、
「あなたのためを想って」
って言うけど、
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それ、誰のためですか?
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本当に、相手のためですか??
え、なんで「相手のため」ってことにするの??
・・
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「自分が安心するため」じゃなくて???
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そして、ここからがもっとも重要なお話。
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要はね、
もしもあなたが上に書いたことが当てはまるなら、
【満たされていない自分自身に気づいてあげること】がスタートライン
だと思います。
だって、
あなたは「安心したい」んです。
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人は、意味のない行動なんて、取りません。
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どんなに不健康そうに見えることでも
たとえそれがお節介だったとしても
それをすることで、安心とか、安全とか、無難とか
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(全部同じやんけ、というツッコミはなしで。
なぜなら、人はそれくらい「安心したい生き物」だから。)
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そういうものを心理的に求めています。
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「私は大丈夫だ」って、思いたいだけなんです。
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だけど、不安なんです。今。とっても。
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だから、ついつい問題がありそうな「他人」を見たら、
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「わーー!この人可哀想!まずい!
どうにかしてあげなきゃ!
このまま放って置いたら、この人やばいことになる!
私みたいに不幸になっちゃう!
それは可哀想!
絶対に嫌だ!
できるだけのことをしてあげなくちゃ!
だって相手(=私)が可哀想 だもん。。。涙」
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という心理が働くんです。
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おそらくあなたは、日頃から、
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何かに我慢して生きていたり
自己犠牲的に他人に尽くしていたり
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「本当はこんなことをしてみたい。
本当はこんな生き方をしてみたい。
でもそれを叶えたら、大切な誰かが犠牲になってしまう。
私に期待してくれている人たちをガッカリさせてしまう。
だから私は、自分の本音には蓋をして、自分を後回しにしよう。」
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と、遠慮していませんか?
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もしくは、
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”できない人間” だと思われたくない
”なんだ、こんなもんかよ。物足りない奴だな” って捨てられたくない
”親として(子として)ちゃんとしなくちゃ” が強く、失敗が怖い
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そんな恐れや、焦る気持ちになっていませんか?
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私からあなたにお勧めしたいことは、
すっごくシンプルだけどもっとも近道の解決策は、
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「他人を横に置いて、自分の望むことを、些細なことで良いから
自分自身のために叶えてあげること」
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です。
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自分自身を幸せにできる人だけが、親のことも、子のことも、パートナーのことも
周りの人たちのことも、幸せにしてあげられる。
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シンプルですが、これは真理です。
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そうすることで、あなた自身の幸福度が高まります。
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そうすると、・/
【私は今、大丈夫な状態だし、私はこんなに幸せになれたのだから、
この人(目の前の相手)も、私と同じく大丈夫だろう。
いつか必ず自分で幸せになっていけるだろう。】
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と、「相手が幸せになれる可能性」を信頼して、見守ってあげることができる
ようになります。
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それってつまり、
【相手を(良い意味で)見放す勇気が持てる】ので、
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【相手の方から助けを求められたら、できる範囲で手を貸しあげよう】(ただし自分が無理しない程度に)
くらいの「余裕」が生まれます。
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そうすると、
相手が変わったわけでもないのに
自分の心が変わってきて
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たとえ相手が今、どんなに「しっかりできていない」ように見えたとしても
焦ったりイライラせずに、見守れるようになりますよ。
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ありがとうございました。
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